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角地のコンパクトな土地に作った住宅です。
音楽を奏でるスペースをRCの平屋、住居部分を木造の2階建で設計しました。
駅前のロータリーに面した西向きの敷地であったため
開口部を少なめにし、壁面による守りの形を作っています。
角地の45度の形状をプランニングに積極的に導入することで
距離感や空間の広がりに+αを与えています。

クライアントの音楽やアートの世界観との呼応によって
インテリアの配色や床のパタン、扉のデザイン、
そしてキッチンも個性的にデザインされています。

LDKは階段も含む一体の空間となっていて2階と連続しています。
一部の個室を除いて全体的に一体の空間となっていて
家族の居場所をお互いに感じつつ、
それぞれの過ごし方ができる距離感を作っています。
2階の手すり壁は程よい高さで設定され、
手すりであり、壁でもあります。

色や床のパタンが特徴的ですが、それ以上に
45度の壁、それに沿うように登るスケルトンな階段。
守られつつ開放された手すり壁と黒い柱。
これらがこの家の雰囲気を作り出していると思います。

完成:2023年
施工:株式会社 波多野工務店
設計担当:鵜飼昭年 望月大地
構造担当:建築構造設計 LOG 関山総一郎
キッチン、玄関扉:有限会社 ファクトリー・ツール 
家具、照明(一部):パームスプリングス